須田幸英税理士事務所 事務所通信 平成23年10月号掲載
スーパーホテル
 
 9月の経営研究会で取り上げたスーパーホテルに先日宿泊してみました。
 年に数回ビジネスホテルを利用しますが、駅に近いといった理由で、簡単に決めていました。テレビに取り上げられたけれど実際はどうなのか一回は体験してみたいと思い今回の宿泊となった訳です。
 このホテルのコンセプトは、ビジネスマンの宿泊において、ほとんどが睡眠時間に充てられていることを軸にしていることです。これを前提にサービスとコスト低減がはかられています。

 まず、フロントで住所名前等を記入します。その後、すぐに宿泊料を支払うとレシートに部屋番号とパスワードの数字が印字されます。これでチエックイン手続終了です。このあと、枕を選びます。私は普段低い枕で寝ているので似た感じのものを選びました。部屋の前に行くとドアに電卓のように数
字が入ったものが付いています。ここで、パスワードを入力するとドアが開きます。(オートロックです。)

 部屋の中を見渡すと、洗面所には歯ブラシと歯磨き粉、タオルはフェイスタオルとバスタオルのみです。ほとんどのホテルでは櫛やひげそり等を置いてありますが、私は自分で持っていくので使ったことがありません。これだけあれば十分です。トイレットペーパーは最後までの使いきりですので、私が入った時は前の宿泊客の続きを使うこととなります。(予備あり。)冷蔵庫は当然カラッポですが、静音設計となっています。ハンガーは3本でうち一本はズボン用です。残り2本は、上着とシャツ用を想定しているのではないかと思われます。LANケーブルが用意されているのは最近では当たり前ですが、併せて携帯電話の充電器も用意されていました。

 翌朝の朝食は、品数を思い切り絞ったバイキング形式です。宿泊料金は既に支払っているので、朝の混雑している中でのチェックアウトの手続きは不要です。こっそり出ていくようで変な感じはしましたが、楽でした。

 今回の宿泊で真のサービスとは何かを考えさせられました。業界の慣習だからといって余計なサービスをし、本当に欲しいサービスを見逃していないでしょうか?業種の違いを超えて考えてみたいものです。

  
                所長 須田幸英
 事務所通信10月号掲載
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